手軽に運動できるスポーツとして人気のボルダリング。ボルダリングを始めて、シューズを自分で選んでみたいけど、たくさん種類があって分からないという方も多いです。
そこで、今回の記事では、初心者にシューズの選び方を解説します。おすすめのシューズとは!?

ボルダリングシューズについて
ボルダリング用のシューズは一般的に「クライミングシューズ」と呼ばれ、あえてカテゴリー分けするなら登山用のシューズに分類されます。そのため、平地で行うスポーツ用のシューズとは形状などがまったく異なります。シューズの主な役割は、登ることに特化して足に力が入りやすくすること、また小さなホールドにも立つことができるようにすることです。足にかかる衝撃を緩和し保護することと、けがの防止という側面もあります。
さらにハイエンドモデルのシューズになると、ボルダリングをする方のパフォーマンスを最大限引き出すように設計されています。
ボルダリングシューズを分類する留め具の種類について
クライミングシューズの区別についてまず上げられるのが、留め具部分の種類です。クライミングシューズの留め具は基本的には3種類あり、
・シューレースタイプ
・スリッパタイプ
・ベルクロタイプ
になります。
「シューレースタイプ」は、靴ひもがあるタイプでひもを緩めたり締め上げたりして自分でフィット感を調節できます。
「スリッパタイプ」はその名称通り、スリッパのように留め具がないタイプの靴です。
「ベルクロタイプ」は靴紐の代わりに、マジックテープ付きのベルトでフィット感を調節できるタイプです。着脱が容易で、シューレースタイプよりもめんどくささがないクライミングシューズです。初心者におすすめです。
留め具は足と靴を固定する部分として非常に重要な役割を果たします。この部分の良し悪しによってシューズが足にフィットするかどうかが決まると言っても過言ではありません。
ボルダリングシューズを分類する靴底(ソール)の上下方向形状について
靴底のタイプにも3種類あります。
・フラット型
・ダウントウ型
・船底型
です。
「フラット型」は、靴底に特徴的な形状はなく、横から見たときにフラット(水平)なシューズの形をしています。オールラウンドに使いやすく初心者におすすめといえるでしょう。
「ダウントウ型」はつま先がかぎ状、鷲鼻状になっており、つま先へ力を集中させやすい作りになっています。横から見たときにつま先が下がっているようなシューズの形をしています。まるでバレリーナが力を入れてつま先で立ったときのように、足の甲の部分が盛り上がり湾曲した形の靴底をしています。ホールドを掻き込む機能に特化させたタイプで、前傾斜している壁に対して有効なシューズです。
「船底型」はつま先が浮いている形のクライミングシューズです。ダウントウ型とは真逆に反り返った形の靴底であるため、前傾斜の壁には不向きとなります。足裏をこすり付けやすく、傾斜の無いスラブ壁を登るのに適しています。
ボルダリングシューズを分類するシューズの左右方向形状について
2種類のタイプがあり
・ストレート型
・ターンイン型
に大きく分けられます。
「ストレート型」が一般的です。つま先が普通の形で、踵からつま先まで、ほぼまっすぐに伸びているタイプです。親指側、小指側、両方のエッジを使えることが特徴になります。初心者向きのシューズの形状といえるでしょう。
「ターンイン型」は親指側(内側)に傾いたカーブの形をしているのが特徴で、親指近くの指により力を込められるようになり、親指側のエッジが特に使いやすくなります。ただし、小指側を使いずらいというデメリットもありますので、使用するボルダーを選びます。
初心者におすすめのボルダリングシューズについて
その前に…まずはレンタルシューズで試してみるのもあり!

↑ フラット型でベルクロのレンタルシューズ
ボルダリングを始めた当初、いきなりシューズの購入をすると思いがけない失敗をしてしまうことも。まずはボルダリングジムで、レンタルシューズを試してみましょう。一般的に各ボルダリングジムにはレンタルシューズが置いてあり、少額で借りることができます。
実際にボルダリングシューズの履き心地などを体験してみてから購入するとより自分にあったシューズを選ぶことができるようになります。
始めはレンタルシューズでもとても小さく感じることでしょう。ボルダリングシューズはタイトに履くシューズです。レンタルシューズで、少しでもサイズ感に慣れてから購入すると、トラブルを避けることができるのでおすすめです。
初心者におすすめなのはベルクロ・フラット・ストレートのシューズ
初心者の方にまずお試しいただきたいボルダリングシューズは、「ベルクロタイプ」「フラット型」「ストレート型(ターンインしていない)」のシューズです。
留め具をベルクロタイプにする理由は、着脱が簡単であるのに、締め具合が調整できるだからです。初心者の内はまだボルダリングに慣れていないこともあり、足を休めるためにシューズを脱ぐ回数がより増える傾向にありますが、その際のストレスを緩和します。
また、「フラット型」「ストレート型」にする理由は、オールラウンドにさまざまな状況に対応するためと、その練習になるからです。初心者のうちに変なクセがを付けない、という考えでもあります。
その他のタイプでは、得意・不得意があり人を選ぶため、ボルダリングの技術が向上してきてから購入を考えることをおすすめします。
初めてのボルダリングシューズサイズ感の考え方
ボルダリングシューズは、つま先が少し曲がるくらいのサイズ感で履くように作られています。つま先を曲げる方が、力を入れやすく、小さいホールドが踏みやすくなるからです。
しかし初心者の場合、足の実寸よりも更に小さいサイズのシューズを選ぶことに戸惑いや不安がある方もいらっしゃると思います。慣れない小さいサイズを強引に履くことにストレスを感じるくらいならば、1足目はストレスに感じない範囲でできるだけ小さいもの。くらいの感覚でシューズを選んで、気持ちよくボルダリングを楽しむことも良いことです。
シューズは消耗品です。2足目が欲しくなるほど、ボルダリングにハマった時に、もう一度、適切なサイズやシューズのタイプを理解し、より適したものを選ぶと良いのではないでしょうか。
最終的に迷ったら自分の好みで選ぶのもあり
ここまで、紹介してきた初心者用のシューズはあくまでもおすすめです。足の形状にはそれぞれ個人差があり、好みの形も人それぞれです。
初心者の間は道具がモチベーションにつながる場合もありますので、迷ったらご自分のセンスで好みのボルダリングシューズを選ぶのもありだと思います。
サイズに関しても、デザインに関しても、「ボルダリングを楽しく続ける」ということを優先しましょう!
ボルダリングにおすすめのシューズは?初心者向けシューズについてまとめ
クライミングシューズを選ぶ時には、さまざまな種類があり迷ってしまうものです。その中でも初心者におすすめなのは、ベルクロ・フラット・ストレートのクライミングシューズです。足のつま先が少し曲がるくらいのサイズ感が適切ではありますが、無理の無い範囲で選びましょう。ご自分に合うシューズを選べば、また一段とボルダリングに対する気持ちが盛り上がってくるものです。
大阪市のボルダリングジム、当店「Galera(ガレーラ)」は、大阪市内でトップクラスの広さとウォールの高さを誇り、子どもから大人まで楽しく汗をかける空間です。アクセス抜群の駅近クライミングジムで、初心者も楽しめるコースを準備しておりますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
シューズの販売はしておりませんが、初めてのクライミングシューズ選びのご相談など、ぜひお話しましょう!
このコラムを書いた人
大阪市大正駅のクライミングジムガレーラ代表店長むむ
パッケージデザイナーとしてサラリーマン時代を過ごしながら、20代半ばでクライミングと出会う。2017年2月よりガレーラを引き継ぎ現在に至る。
店主として、クライミングが大好きなみんなに提供できるサービスを考えて過ごしている。
個人としては、ボルダリングのみならず、リードクライミングも実践し、いろんなクライミングで人生を豊かにしたいと考えている。

クライミングジム・ボルダリング ガレーラ | 大阪市大正駅ご利用案内
クライミングジムガレーラは大阪市の大正駅から徒歩8分、駐車場あり。
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店舗名 | クライミングジム ガレーラ |
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住所 | 〒551-0002 大阪府大阪市大正区三軒家東2丁目9-30 |
アクセス | JR大阪環状線・地下鉄長堀鶴見緑地線 大正駅から徒歩8分 |
連絡先 | 06-7492-2746 |
営業時間 | 平日 15:00〜23:00 土日祝 10:00〜21:00 |
定休日 | 金曜日(その他ルートセット日は要確認ください) |
WEB予約リンク | https://galera.taslink.jp/rsv ※予約なしでも来店可能です。お気軽にお越しください。 |
駐車場 | 無料 平日:17時30分頃まで2〜3台・夜間6台程度 土日祝:終日約6台程度 |
駐輪場 | 自転車・バイク 店前に駐輪可能 |
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