どちらもよく聞くけど…実はちょっと違うボルダリングとクライミングって違うもの？
まず、「ボルダリング」は「フリークライミング」の一種で、ロープを用いずに自分の身体だけで岩壁を登るスポーツです。
よく、初めてのお客さんと話していると、「ボルダリング」と「クライミング」をまったく同じものと思われている方が多いです。
実は…違います！
クライミングとは「登ること」全般を意味し、その対象が岩ならロッククライミング、木であればツリークライミングと称されます。
登り方のスタイル別でも違いがあり、ジャンルが分けられます。
単純に言うと、登る為に、道具を使うか、使わないか。です。
エイドクライミング（人工登攀）は、ハンマー、ハーケン、カラビナ、などの道具を使って登る方法です。
もう少しわかりやすくいうと、掴むところを道具で作ったり、岩に道具を打ち付けて、その道具の力を使って登るということです。
かたや、フリークライミングは道具を使わずに登る方法です。
あれ… ロープ使ってるじゃん！
と思った方もいらっしゃると思いますが、登る為に使っているか否か？
というのが重要なところで、スポーツクライミングの大会などで見る光景のロープは、安全確保の為のロープです。
インドアでは、設定されているコースのホールドを自分で動かさずに登る。
アウトドアでは、元々ある自然の形状そのままに、岩の窪みや突起をホールドやスタンスとして利用し、登ります。
と、いうことで、冒頭の話に戻り、「ボルダリング」は「フリークライミング」の一種ということになります！
↑ 当店ガレーラの「ボルダリング」ウォール
フリークライミングの中で、安全確保にロープを使って高い壁を登る競技をロープクライミング、ロープを使わずに登ることをボルダリングと呼びます。
ロープクライミングでは10m以上の壁を登りますし、
ボルダリングの場合は5m以下の壁がほとんどで、落ちたときを想定して下にはマットが敷かれます。
もっと細かくいうと、ロープクライミングにも、トップロープクライミングとリードクライミングがあります。
トップロープクライミングとは、あらかじめコースの一番上の支点にロープがかけられており、その支点で安全を確保しながら登ります。途中で落下した場合は、一番上の支点から宙吊りになります。
リードクライミングは、コースの中間に多数設置されている支点にロープを掛けながら登っていきます。途中で落下した場合は、最後に掛けた支点まで落下し、止まります。
スポーツクライミングの大会などで見るロープクライミングはこちらのリードクライミングになります。
ボルダリングとクライミングの違いまとめ
一言で「クライミング」と言っても、これだけのいろんな種類があり、「ボルダリング」はその中の一種ということになります。
違いをうまく説明できたでしょうか！？
そして、ボルダリングはロープや道具が必要ないので、クライミングの中でも一番手軽に始めることができます。
まずは、お近くのボルダリングジムからクライミングを始めてみてはいかがでしょうか！
当店クライミングジムガレーラにもぜひ起こしください！
店長 むむ
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